結婚トレンド、結婚の気になるギモン

結婚式のトレンドは「おもてなし」

近年、結婚式のトレンドのキーワードとなっているのが、「おもてなし」です。ゲストをおもてなしするという意向が年々高まっており、それに伴い、招待客一人あたりにおける飲食代金も高くなっています。料理の金額をランクアップし、美味しい料理でゲストをもてなしたいというカップルが増えています。また、おもてなしの一つとして、ゲストの席においてある名前の書かれた席札に、ひとりひとりへのメッセージを書いておくカップルも多いようです。

先日、友人の結婚式に行きましたが、とても素敵な会場でした。千葉市のザ・ミーツマリーナテラスという式場だったのですが、中央に大きなプールやヤシの木があり、バリの高級ホテルのような雰囲気。ここ本当に千葉市?と思えるほどの豪華な式場です。自然光が燦々と降り注ぐオープンな作りで、テーブルには個々人に宛てたおしゃれなメッセージカードや花瓶がセットされていました。みんなで取った写真や動画の出来栄えもよく、とてもいい会場だと思いました。あまりに感心したので、どこで見つけたのか聞くとインターネットに千葉市の結婚式場を集めたサイトがあり、そこでたまたま見つけて下見に行って一目で気に入ったとか。

結婚式をする理由として、「両親や親族に感謝の気持ちを伝えるため」、「友人など、両親や親族以外の方に感謝の気持ちを伝えるため」、「両親や親族に喜んでもらいたいから」といったものが大部分を占めています。そして、両親に感謝を伝えるための方法として、親が参加する演出もトレンドになっています。たとえば、挙式中の演出として、「母親からベールダウンをしてもらう」という演出を実施する新郎新婦が増加しています。この演出は、挙式・披露宴の中で、スポットの当たる機会の無い新婦の母親にスポットを当て、母親としての最後の役目として、花嫁となる娘を送り出すという意味が込められています。このほかにも挙式中の演出として、フラワーシャワーやライスシャワーなど定番なものも人気です。

披露宴中の演出として人気なのが、映像を使用した演出です。新郎新婦のプロフィールや、ふたりのなれそめを映像化し紹介したものや、映画のエンドロールのように、列席者の名前と感謝のメッセージを添えた映像などが人気です。また、近年増えてきているのが、ゲストから新郎新婦への映像を活用したサプライズ演出です。職場の仲間や友人たちがメッセージを動画で撮影したり、オリジナルの動画を制作したりと、新郎新婦を喜ばせるためのサプライズが増えています。スマートフォンが普及したことで動画が身近になものになった影響もあるのかもしれません。

そして、ケーキカットの際に、両家両親も一緒にファーストバイトをするなど、親とのつながり、両家のつながりを意識した演出も多く取り入れられています。花嫁が中座をする際に、エスコート役として母親や祖父母、兄弟姉妹、または新郎の母親をサプライズで指名する、というのも人気の演出です。特に、母親や祖父母と並んで中座するのは、会場にいるゲストも涙を誘われる感動のシーンとなります。

結婚式は、新郎新婦が列席者から祝福してもらう場でもありますが、今は、両親や、親族、友人たちに感謝を伝えおもてなしする機会となっています。
そのため、新郎新婦はホストとなって、出席してくれたゲストに楽しんでもらい、感謝の気持ちが伝わるよう様々な工夫をするのが最近の結婚式のトレンドになっています。